ウラで聞くリズム練には補助音を

keezydrummerのスクショを加工した画像

楽器を演奏するにあたって、やっぱりリズム感というのが非常に重要なわけですが、メトロノームをウラで聞くという練習法が効果的とはよく言われますね。とはいえ、初心者にはけっこうハードルが高くて、挫折しがちな練習法でもあるですよ。

メトロノームは通常は4分音符のタイミングでならして、それに合わせて練習をするわけですが、これを例えば8分音符のウラとか、16分音符のウラのウラでなっているということにして練習をすることで、自分の中にテンポ感をつけていくのに役立つと言われているんですけど、慣れてないと、長年のクセで、4分音符の頭として聞いちゃうんですよねぇ。8分のウラならまだしも、16分のウラのウラなんていうのは、楽器を弾きながらだと、最初のうちは一瞬にして4分のアタマに切り替わります(笑)。

わたくしめも、以前トライして、あまりに難しいのであきらめたという経験があるんですけれども、効果のある練習法なので、これではあまりにもったいないです。

というわけで、自転車に乗れない子どもが補助輪をつけるように、この練習の最初のうちは「補助音」を出してやると、けっこういいんですよ。4拍に1回だけアタマをならして、あとはウラやウラのウラを鳴らし続けて練習する。慣れてきたら8拍に1回だけにする。ただ普通のメトロノームだとこういうことができないので、リズムマシンアプリというか、リズムパターンを組めるアプリを使うと便利っす。

わたくしめは「Keezy Drummer」(2020/7/16現在、日本のAppStoreからは利用できないということになってしまったようです)というシンプルなアプリを使っていますが、2音をつかって、一つは4拍(あるいは8拍)に1回アタマを鳴らす用のキックの音、もうひとつがウラでならすクリック音という感じでパターンを作っています。16個ある丸が16分音符のタイミングになっているわけですね。3連符ができないので、その必要のある人は別のアプリが必要ですが、基本は同じです。

keezydrummerのスクショ
最初の画面。プラスボタンで楽器を追加していきます
keezydrummerのスクショ
アタマに1回だけキックの音を鳴らします(左にスライドすると次の画面になり、そこになにも入力しないと8拍に1回のキックになります)
keesydrummerのスクショ
8分のウラの時のクリック音はこの位置
keezydrummerのスクショ
16分のウラのウラはこういう感じ

これで慣れてくれば、あとは普通のメトロノームでもちゃんと決めたタイミングで聞けるようになってきます(テンポにもよりますが)。1日5分でも10分でも、毎日必ずやりましょう。かならず成果がでると思いますよー。

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