「MANDARA JS」がすばらしー!

 東京の感染確認者が286人との事で、さすがに心配になってきましたね。新聞に載ってる都内の市区町村別の感染者数を毎日見ているんですが、あれって人口比じゃないから単純には多いとか少ないとか比較できないんですよね。

 というわけで人口10万人あたりの感染者数を出したいと、安直に東京都のサイトの「都内市区町村マップ」の人口データ(2018年)で計算してみたんですが、やっぱりこれはマップで見たいですよねー。自分で色を塗る「地図ぬりぬり」は以前使ったことあるですが、数値データで色分けしてくれるのがあるとラクだよなーと。

 で、ググってみますと、なんと無料で使える「MANDARA JS Web試作版」というものが最近公開されたようなんですね。Windows用のソフトウェアの「MANDARA10」のWeb版ということで、私めのようなMacユーザーには大変ありがたいこってす。

 というわけで早速使ってみたところ、こりゃすばらしいですよ。下はここ2週間の東京の市区町村の10万人あたりの感染者数のマップです。都心を中心に北多摩にも感染が広がっているのがわかります。こんなのがけっこうカンタンな操作ですぐ作れますよー。

 ついでに7月14日までの累計で作ったのが下のマップ。増えつつあるとはいえ、今のところ23区と多摩でははっきり差が出てますね。あくまで今のところですが…。多摩には5ヵ所しか保健所がないので検査が追いついてない可能性もありかもですし…。ただ各区に保健所がある23区東部も少なめなので、やっぱり繁華街の多い中心部ではより注意が必要ってことでしょうか。

 難点と言えば、市区町村名に都道府県名をつけなければいけないことと、それを地図上に表示させたとき、一部の自治体は文字列の一部が別の自治体の地図の下に隠れてしまうのに、その文字列を移動させることができないということ(たぶん役所の位置の緯度経度情報で表示させているのではないかと思料)。実は数値も表示させたかったのですが、この仕様のために、一部の自治体は不正確な表示になってしまうので断念しました。

 でも、まあ、マップにこんなに簡単に図示できるという利点のほうが遥かに上回っていると思います。これが無料で使えるなんて、ほんとに感謝しかありません。開発者の埼玉大学の谷先生、ありがとうございます。

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